Google Slidesを提示したい、あるいは作業してもらいたいときに、左側のサムネイル表示が邪魔だなと思うことがあります。たとえば私の場合はTPチャートとか、SAPチャートとか、1枚のワークシートを説明する場合です。下記にある左側を消したい。
これを非表示にすることは、現在はGoogle Slides自体ではできないようですが、ブラウザで制御する方法を見つけました。
ただし、この方法は「このファイルを開いている人」各自のブラウザの設定になるため、講師(私)が設定しても、学生(受講者)が開くと「学生からの見え」は依然として設定前のままになります。
説明動画
下記、方法を一通りやってみました。
方法
- サムネイル表示を外したいファイルを開きます。
- FireFoxの場合:ブラウザ右上の三本線のマークからプルダウンされたメニューの「ウェブ開発」→「開発者ツールを表示」を選択
Chromeの場合:ブラウザ右上の三この点のマークからプルダウンされたメニューの「その他のツール」→「ディベロッパーツール」選択 - すると下や右にウェブについてのコードがかかれたウィンドウが開く
- (以下、やることは同じなのでFireFoxで説明)ウィンドウ上部にある検索窓(「HTMLを検索」と書いてある)に”docs-editor-container”とうってリターンキーを押すと該当行がハイライトされます。
- この行の左にある▶を押して、折りたたまれている行が展開します。以下が入れ子になっているので次々展開します。
div id = “docs-editor-container” (展開)-> div id = “docs-editor” (展開)->テーブルクラス= “two-panel-layout” (展開)-> tbody-> tr->までいきます。 - ここであらわれる、td class = “filmstrip” の行をまるごと削除します。(この行もおりたたまれているので、完全に消すにはDeleteキーを2回押す必要があります。)
- この「開発者ツール」のウィンドウを閉じます。(ウィンドウ右上部の☓を押します)
- 左側のサムネイル表示が消えています。
メモ
変更後に別のタブでその同じファイルを開けば、元に戻った状態で開かれます。→もとに戻ってしまうくやしさ反面、コードをいじって失敗してなんか消えてしまっても心配いらないというメリットと考えることもできます。
授業などで見せたい場合には、その場でやると時間がかかるので、予め設定してブラウザタブとして準備しておくことをおすすめします。
感想
講師側から提示しようとする場合には、画面が広く使えてストレスが少なくなりました。が、毎回設定するのは面倒。
そして、ユーザー側に設定を渡せないので、やはりそこをなんとかしたい。ブラウザの設定ごと渡せないでしょうか。あるいは、Googleの今後の改善事項として期待したいです。
参考サイト